タイヤの空気圧について:【基本編】

今日もKです。こんにちわ。

さてさて、今回はタイヤの空気圧についてのお話です。
”月イチで空気圧チェックをしましょう”というのはよく耳にしますね。
空気圧は日頃のメンテナンスとしてはガソリンスタンドに行けば比較的手軽に出来るものです。
が、突き詰めていくと実は、用品店でもあまり言われていないような事実があるのです。
そんな事実を今回は基本編と銘打って、「そんな事知ってるよ!」というようなおさらいと少しの知識をお届けします。
そして、次回は「技術編」とし、少し難しいお話をさせてもらいます。
尚、NISMO関係のブログということで、クルマ好きな方が多いと思いますので自動車の基本的な部分は省略させて頂きます。悪しからず。

タイヤのおしごと

①支える

自動車は軽自動車と言えども、1トン近くあるもので、4輪では250Kgずつタイヤは支えており、車両が大きくなるにつれ負荷荷重も増えてきます。

②走る・止まる

当然移動をするためには加速して、コーナーに入れば減速をします。その動力を伝える役割があります。

③曲がる

加速、減速とはまた違います。何で自動車は曲がるのか、をいずれ書いてみたいのですが、道路は直線だけでなく、曲がりくねっていたりするので、タイヤの向きを変えたりして曲がる必要があります。

④衝撃緩和

クルマを使っていて意外と意識することが無いのですが、実はタイヤはこの緩衝作用の役割が結構多く、今回お話する空気圧もその役割の一部となっています。ちなみに、タイヤのサイドウォールの”硬さ”もこの緩衝作用に関わってきます。

以上がタイヤの仕事となります。
で、最後の緩衝作用のキモともなってくるのが”空気圧”というワケですね!

空気圧の重要性

基本に立ち返りますが、まずは空気圧の表示箇所。
おおよそ日本車であれば運転席ドアのステップ部分又はドアのインナーパネル部分とでも言うのかな、この部分にラベルシールが貼付けされています。(写真参照)もしくは、取扱説明書にも記載されていると思います。

で、今回のノート e-Power NISMO Sのラベルシールはドアステップのストライカー部分に貼付けされています。

このラベルを見ることでマイカーの入れるべき空気圧の数値が分かります。

でも、ちょっと待ってください。この数値には”条件”が記載されていません。
ということで、ここから用品店では見かけない事実が見えてきます。

ラベルシールに隠されている条件

この基本編では2つの条件を解説します。

限度値

まず1つ目の条件ですが、限度値です。
上限値なのでしょうか、下限値なのでしょうか?
と考えた時、タイヤに記載されている情報の中に”MAX LOAD”等の記載があります。メーカー、銘柄によりまちまちですが、300kPaだったり350kPaだったりします。

ということは、ラベルに記載されてある数値は「下限値」となります。

下限値のため、メーカーとしてこの数値を下回って欲しくない、ということになります。かと言って、高すぎるとタイヤの中央部分ばかり摩耗して偏摩耗となってしまいますので、安全マージンとしても、この下限値をキープするよう空気圧のメンテナンスを行いましょう。

温度

温度がナゼここで出てくるか、というと、空気は温度により膨張したり収縮したりして不安定です。この膨張を嫌って膨張率の低い窒素を入れたりするのですが、通常は空気のため、どうしても膨張します。

走行後のタイヤと朝一走行前のタイヤ、触ってみると全く温度が違います。
走行後、温かい状態の事を「温感(おんかん)
走行前、冷たい状態の事を「冷感(れいかん)」と言います。

走行後の温感時の温度は走行状態によってバラバラになるため、冷感時が比較的安定しているものと思われます。

このため、ラベルシールに記載されてある数値は冷間時の数値となります。

まとめ

このようにラベルには隠された条件がありました。

●記載されてある数値は下限値
●数値は冷間時のもの

この2つの条件を念頭に入れての注意点としては、夏の暑い時期の走行後、温感時にラベルシールを見て空気圧を合わせてしまった場合、冷感時には空気が収縮してしまい、下限値を下回ってしまう事になります。
低すぎる空気圧はバーストの原因にもなりますので、適正な空気圧で安心して走行をしましょう。

いかがでしょうか?あまり用品店やガソリンスタンド等では言われていない事が実はあのラベルには含まれているのです。
今回は基本編ということで、簡単な部分をご紹介しました。
次回、「技術編」と題し、空気圧の大深度まで突っ込んでお話をしたいと思います。

協力:ダンロップタイヤ中国株式会社

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